「先生、がんばって勉強しているんです!」
そんな声を耳にすることがあります。
「頑張っているから認めてほしい」
「頑張っているから誉めてほしい」
そう訴えたいところでしょうか。
あのね、
「がんばる」って、
ごくごく当たり前の超初歩的なことです。
み~んな、勉強がんばってます。
あなた一人だけ、がんばっているわけではありません。
残念ながら、
勉強は点数が上がらないとその努力は認めてもらえません。
「おまえはすごく頑張った。
けれど、点数は上がらなかったな。」
「おまえはよく頑張った。
しかし、成績は上がらなかったな。」
それって、
はげしくがっかりでしょ…。
残念ながら結果を出さなければ、
何の意味もありません。
ましてや、
大人の世界や社会なんて、さらに厳しく、冷酷です。
結果出してなんぼの世界。
いずれその世界に身を置くようになります。
ならば、
それを早いうちから体感すべきです。
小学生と違い、
中学生になると、テストの点が如実に成績に響きます。
学生ならば、
「点を上げることに労力を惜しまない。」
点を取っている人は、
ごく当たり前のようにがんばってます。
もはや、
がんばることを意識しないくらいにがんばってます。
その上、
いろんなことに神経を張り巡らせ、
ちょっとした情報も自分の中に取り込み、
見事に活用しています。
ちょっとしたがんばりも上手に使っています。
そんな人、世の中ごろごろいますわ。
「がんばってます!」
を振りかざしているようではまだまだ未熟。
点を上げてこそ、
結果を出してこそのがんばりなのです。
厳しいことを言うようですが、
それが現実でしょうに…。